「鴻ものがたり」を訪ねて
「鴻ものがたり」の舞台は、倉敷市児島の南東部にある琴浦地区になります。
戦後、この地区は繊維業が盛んになり、学生服をはじめとするアパレル関係の工場が多く建設されました。
これに合わせて、縫物をする家内工業も盛んになり、繊維の町「児島」を築いた地域になります。
かつては、日本全国から働きに来ており、今ではなくなりましたが、商店街や映画館もあったと聞いています。
ここ「鴻八幡宮」はかつて、役行者の弟子が紀伊の国熊野神社の神輿が降りたと言われるています。
その際、滞在したのが下の町のファミリーマート南側にある「総願寺」だと言われています。ここの石塔は国内で二番目に古いものと言われ、県の指定文化財になっています。
近くには、ジーンズミュージアムや学生服資料館があり、国内のアパレル産業の歴史を振り返ることが出来ます。
ジーンズ作りや学生服の試着など体験型の観光もできます。
物語の舞台は、「鴻八幡宮」という神社で今でも現存します。
参道の様子
秋祭りにはここを神輿が一気に駆け上がる「鴻八幡宮例大祭」が開催されます。
鴻八幡宮例大祭の「しゃぎり」は県下でも数少ない祭りばやし(しゃぎり)の一つで県指定重要無形民族文化財で、大変にぎわうお祭りです。
朱鷺色の門が私達を迎えてくれます
神社の境内の様子
神社の境内からは美しい瀬戸内海の風景を眺めることが出来ます
「彦九郎の樽流し」や「金の龍と青い龍」の舞台になった「大槌島」通称「おにぎりじま」を見ることができます。
遠くには世界一の「瀬戸大橋」が見えます。物語の当時では、だれがこのような橋を架けるなんて想像したでしょう
総願寺
学生服資料館
ジーンズミュージアム