「由加の鬼塚」を訪ねて
児島を横断するお話
民話の多くはその地域スポッとでのお話が多いのですが、「由加の鬼塚」は児島地区を横断するスケールの大きいお話になっています。
通生地区から由加地区へと西から東につながる民話です。
坂上田村麻呂が本荘地区の通生にやってきて、本荘八幡宮(般若院)に陣を構えて由加の鬼退治の作戦を立てました。そしてその途中「湯谷山」で手を洗うと湧水が温かいお湯になったという逸話があります。
その後、由加に行き3人の鬼を退治するお話です。
通生の開港はとても古く少なくても、1300年以上経過していると思います。
それは、西暦700年ころ「本荘八幡宮」が宇佐八幡宮から奉遷され建立しています。
通生の港
本荘八幡宮
湯谷山
湯谷山は、修験動の修業の場だったのでしょうか。ごつごつした岩を上る鎖が今でも残っています。
また、中腹には十三仏があり、霊験豊かな場所になっています。
仏さまはいろんなお顔をしており、まるで自分自身の内面を見られている感じがするのは私だけでしょうか
瑜伽大権現
瑜伽大権現は、熊野3社の那智神宮の格付けとされています。
今は、明治の神仏分離により由加神社と蓮台寺に分かれていますが、もともとは一つの信仰の場でした。
日本3大権現の一つ瑜伽大権現は霊験深い信仰の山です。
現在の鬼塚
現在は塚はなくここに有ったんだろうなと思わせてくれる感じになっています
鬼塚の近くにはベンチが置いておりそこから眺められるように整備されていました