去る1月23日(土)に実施された本件のレポートを主催者から受領いたしましたので、ここに掲載させて頂きます。
※1月24日(日)の宇部会場での実施は降雪の為中止
留学を"夢物語レベル"から"自分レベル"へ
山口県の学生は周囲に留学した学生や気軽にアクセスできる留学に関する情報が少なく、留学というものはなかば夢物語と捉える学生も少なくなかった。それを「自分レベル」へと実現に近づけてもらうことを目的として、山口県からトビタテ留学JAPAN日本代表プログラムへの応募者を増やし、それを足掛かりに山口県の学生たちの留学の機運を高めるべく、本会を開催した。
開催予定としては2016年1月23日山口市、24日宇部市での開催を予定していたが、大寒波の影響から参加者の安全を優先するため、23日のみの開催として、懇親会および24日の宇部市での開催を中止とした。
このような悪天候にも関わらず、約60名の方の参加を頂き、活発な意見交換も行われ、当初期待した以上の実りある会となった。
23日の相談会では、山口大学吉田キャンパスを会場に約60名の参加者を得て開催することが出来た。当日は降雪が予報されていたことから参加を断念した方も多かったことが推察されたが、それにも関わらず県内の高校生、大学生、また県外からは広島県・島根県という遠方からの参加者も見られ、所属や立場、学年を超えて広範囲にトビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムを周知することが出来たと考える。
14時の開会において、トビタテ派遣留学生小林とトビタテ事務局押鐘氏によるアイスブレイクを兼ねたオープニングの後、山口大学 和泉の司会で進行した。冒頭、本会の開催に協力頂いた山口大学留学生センター葛先生よりご挨拶を頂いた。葛先生はトビタテ留学JAPAN日本代表プログラムの審査員も務められた経験からトビタテ留学JAPANが求める学生像や今後の展望についてもお話頂き、有意義であった。続いて開催にご協力頂いた地元NPO法人ワン・フォー・オール 永井様、齊藤様より御自身の留学経験がその後のキャリアにどのような影響を与えたかについてお話を頂き、留学をしたその後の人生について知ることが出来た。
そしてトビタテ留学JAPAN日本代表プログラム派遣留学生の留学体験の発表で、山口大学医学部 小林諭史、同 原田佳代子、山口県立大学 松屋明子が登壇し、自信の留学経験だけでなく、そのことが自分に与えた影響と将来への展望などを発表した。発表では留学をしたことだけでなく、留学が派遣留学生たちの人生やキャリアプランに対してどのような影響をあたえることになったのか、トビタテ留学JAPAN日本代表プログラムとは自分にとってどのようなものであったかが具体的なところまで発表に含まれ、情報に富んだプレゼンテーションであった。最後に文科省トビタテ留学JAPAN事務局押鐘氏がトビタテ留学JAPAN日本代表プログラムの概要説明と応募の詳細などについて説明された。
プレゼンテーション終了後は、各登壇者ごとのグループに分かれて希望者がそのブースを訪ねる相談会を実施した。想定より多くの方が参加され、熱心に各登壇者に質問を投げ活発な会がいくつも繰り広げられていた。留学に関することに加えて、審査の実際、滞在に関する手続き、費用の捻出など具体的なところまで相談できたとの感想が寄せられ実りある会になったと考える。最後に記念撮影を行い、閉会となった。
翌日の宇部市での相談会は、22日時点ですでに中止を決定していたが、中止の周知が不十分でそれを知らないまま来てしまった参加者への対応のため、24日の開場である山口大学医学部周辺の学生と運営、文科省トビタテ留学JAPAN事務局押鐘氏が開場での待機を行った。当日は降雪が30センチに近く、まさに数十年ぶりの大寒波となったが、1名の学生が遠方からこの会のために訪れたので、個別に説明と相談を行った。
今回の企画では天候不順に見舞われ、開催規模の縮小、他県の派遣留学生の応援要請の中止、24日イベント自体の中止など非常に残念ではあったが事故などなく終了できたことは幸いだった。イベント自体は規模を縮小こそしたが、こうした学生主体での山口の学生応援するイベントに関して、領域を超えて多くの方々や機関から開催へご支援頂けたことは今後の励みとなった。
この相談会・説明会では実際に日本代表プログラム派遣留学生として選ばれ留学し帰国した学生たちが、学生の目線で話し、また参加者からの質問の機会を十分設けた。参加者にとって留学というものを身近に感じてもらい、さらにトビタテ留学JAPAN日本代表プログラムへの応募を促し、留学を"自分レベル"にしてもらう良い機会になったと考える。
開催に際し、来県を御快諾下さった文科省船橋力様、押鐘和貴様、トビタテ派遣留学生の皆様、開催に多大なるご協力を頂きました山口大学留学生センター様、NPO法人ワン・フォー・オール様、周知にご協力いただきました河村建一様、山口県教育委員会様、宇部市教育委員会様、宇部市記者クラブ様には主催一同感謝申し上げます。
「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」とは、2014年からスタートした官民協働の留学支援制度です。
この度、山口県内で当制度利用者及び有志による山口県内への啓蒙活動として、以下の通り県内2箇所で説明会が開催される事となり、当NPOも後援させて頂く次第です。
興味のある大学生・高校生の方はこちらのフォームから参加申込の上、お気軽にお越しください。
Facebookページ「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム説明会 in 山口」もご確認ください。
パンフレット(PDF)は以下画像をクリックするとダウンロードできます。