金浜の伝説



金浜の伝説

 

 

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@民話の舞台となった場所:通生、水島灘 般若院
A民話の謎:ありがたいお経の入った箱が網にかかる不思議な話です。しかもこの伝説上の宝物が今でもお寺に残っています。
B「あらすじ」:児島塩生の北に金浜というところがある。昔、心がけのよい若い漁師が、水島沖で漁をしていると、網に箱がかかった。その中には、大般若経が入っており、不思議な箱だったので、通生の八幡院に納めることにした。何日かたって、若者が漁をしていると、海の底から笛の音とともに稚児が現れ、先に般若心経を八幡院に納めてくれたお礼だと言ってつづらを渡した。「決して家に帰るまでは、ふたを開いてはなりませぬ。」と稚児は言ったが、若者は、気になるので、つい開いてみると、中には金銀がいっぱい入っていた。若者は大喜びで急いで家に帰り、家族に見せようと箱を開けると、今度は金銀でなく、中に一匹の竜がいた。驚いた若者は、その箱を浜にもって出て捨てたが、気になるので翌朝行って見ると、浜は一面に金が散らばり、目もまばゆいばかりに輝いていた。それから、その浜を金浜と呼ぶようになったと言われる。

 

Q:伝説上の箱が本当に残っているのですか?
A:本当です。倉敷市通生の般若院というお寺に倉敷市指定の文化財で立派な経櫃(きょうびつ お経を入れる木の箱)とお経が残っています。この伝説は「なぜこのように立派な箱とお経が寺に残っているのか」を説明するためのものだったかもしれません。

 

Q:稚児は何者ですか?
A:神様は白髭の老人で現れたり、幼児の姿で現れたりします。水辺の神は小さ子、といいますから水島灘の若々しい海神の化身でしょう。

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